ニュースレター 2021 10月
あなたの体を冷やさないで!
この頃、飲食店では、お客様のことを思ってか、ジョッキーまで霜がつくくらいに冷やした物を出してくれる店があります。もうそんな時は、心までぶるぶる感じてしまいます。
今、「体調を崩している方」が結構、多くいますね。
その原因のひとつとして、「今年の夏の猛暑」は、ほとんどなく、涼しい秋を迎えておりますが、「夏の冷房の冷え」や「夏の冷たい物の取り過ぎ」の影響的なものが出やすいのが「今の季節」です。
おそらく多くの方は、この混沌とした時代になって、ストレスもいっぱいになって、「アルコール度が強いお酒」をたくさん飲んだり、味の濃い物ばかりをたくさん食べたりして、知らず知らずの内に、体の中の内臓達は、今、悲鳴をあげているのではないでしょうか?
特に夏場に、長期にわたって「腸」をジンワリと冷やしてしまうと、今の季節に出やすいものです。
体がだるくなったり、お腹の奥がチクチク痛んだり、喉がイガイガしたりと体調不良にもなり、そんな時は、「新たな事」をためらったり、やる気がなくなったりもします。
このコロナ禍の中では、多くの人のストレスが増大して、心身の調子までが悪くなって、今は、世界的にも「一生に一度あるかないかの変革期」になっております。
ストレスは、間違いなく「免疫力」をダウンさせます。
自由自在に行動できないというのは、本当に大きなストレスになります。
又、マスクを当たり前の様にする「今の生活」も、心や体にとっては、大きなストレスになります。
実は、体って案外、単純です。
ホットに温めてみると、気持ちも体も単純に蘇りますよ!江戸時代や室町時代には、ぎんぎんに冷やした生ビールなんてあったでしょうか?
冷たい牛乳や缶ジュース、アイスクリーム、扇風機、クーラーなんてあったでしょうか?
元々、人間の生活には、温めたお茶やスープ類は昔から冷えた体を温めてくれて重宝していました。
冷えた物は、本当に体を冷やしてしまうのです。
冷えは万病の元と言います
特に冷えは、内臓を冷やしてしまいます。
肝腎要の肝臓と腎臓を冷やしたら体が疲れやすくなってやる気が全くでません。そして体の解毒作用が極端に弱りますので下痢と便秘の繰り返しになります。更に全身がむくんできます。
東洋医学では、元気の元の臓器を腎臓、次に肝臓としています。この臓器達は、冷やすことで弱ります。冷水の飲みすぎ、ビールの飲みすぎ、冷えたお茶のお飲みすぎはなるべく控えてください。
冷たいものが通過することで、臓器の中にある細胞達が萎縮してしまいます。
私も若いころはは、水割りを好んで飲んでましたが翌朝は下痢でした。焼酎を湯わりに変えたところ下痢はしなくなりました。それだけ毎日、氷水を飲んでいたことになるのです。
この元気を呼ぶ臓器は、解毒以外に西洋医学では認められませんが、みなさんの怒りや不安、心配、嫉妬の念を浄化(解毒)してくれます。
ですのでこの二つの臓器はいつもみなさんの健康と平安の為に忙しく働き続けているのです。
1番良いのは、なるべく冷たい物を控えることです。体が温まるものを摂取することです。そしてクーラーも控えめにして体の外部からも冷やさないことです。
時々、新幹線のクーラーの冷えた客室でミニスカートでノースリーブのお嬢さんがおられますが、大丈夫なのでしょうか?
冬でもオシャレを気にしてミニスカの方が沢山おられます。
又、二つの臓器以外にも腸や胆のう、脾臓、胃、子宮も冷えに弱いのです。
これらの内臓を冷やすことで、免疫力が下がります。
目の下にクマができ、疲れやすく肩凝りや腰痛が治りにくくなり、頭痛もちになります。もちろん風邪をひきやすくなって冷え性にもなります。
女性の方は、めまい、耳鳴り、不安、生理不順、生理痛などを引き起こすこともあります。
そしてうつ病やノイローゼ(神経症)の原因にもなっていくのです。もちろん体が冷えているので、パワーが出ないばかりかやる気も出ない状態なのです。
昔はあまり薬がなかった時は、葛根湯さえあれば体が温もったのでした。でも葛根湯では今のみなさんの体を温めるのには、ものたりなくなってしまいました。
みんな体を冷やしすぎなのです。
冷たい物の食べすぎです!
風邪も冷えから来ていたのです。背中がゾクゾクした後に熱がでたことがあるでしょう?
今日からは、できるだけ冷たいものを控えてくださいね!
胃や腸がキューと鳴いていますよ!
そしてクーラーも控えめに!
皆様の参考になれば幸いです!!
院 長