ニュースレター 2021 2月
未来と過去に心が住むと心配になるから、今の中に住むこと。
多くの人を観ていて思いますことは、
・ 将来が心配ならば、今を一生懸命に生きれば不安は消えて、大丈夫。
・ 今を一生懸命に生きる人は、きっと未来も、一生懸命に生きているから何とかなるよ。
でも、これは逆に言えば、
・ 将来が心配に成るのは、今の自分がするべきことが出来ていないから。
・ 今の生活が中途半端だから、未来も心配に成る。
これも言えそうです。
しかし今の社会の状況は、
・ 一生懸命に働きたいのに、それが出来ない社会情勢。
・ 特に飲食店は、無理に営業すれば罰則になる可能性がウンヌンの報道。
こういう時は、どうすれば良いのか?
禅僧の良寛(りょうかん)さんの書籍に、こんな事が書いてありました。
ご自身が新潟で大地震に被災した時に、
「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候。
これはこれ、災難をのがるる妙法にて候。」
と言っています。
つまり、もし災難に遭えば、
・ 下手に動き回らないほうが、安全になる。
・ その状況に従うことが最善である。
・ その災難の中に、どっぷり浸かってみることで、逆に光明を見出(みいだ)しやすい。
ということです。
災難から逃れたい一心で、心労を重ねて、取り越し苦労の心配をして、他の病気などの2次災難を呼ぶことに注意します。
テレビでは、飲食店を経営する店主が、数十人の従業員を抱えて苦労されていました。
自分の店の味を守るために、70歳を超える店主が毎日の仕込みをして、経理も一人でしているそうです。
今の公的な支援金も、その書類が準備できないために、受けることが出来ていません。
社会保険労務士に頼んでも、従来の顧客優先で手が回らず、すべて断られたそうです。
結局、書類申請も出来ないままで、営業すれば罰金の話も聞き、激怒と悲壮感が御顔に出ていました。パソコンなど、触ったことも無いのにと苦渋を漏らしていました。
店主の健康が心配です。風邪よりも、心配と怒りで倒れないで欲しいものです。
昔の江戸っ子気質のような店主に、思い詰めないで欲しいものですが事態は深刻です。
そういう事態ならば、店の若い人を1人選んで、とにかく書類作成と公的機関への問い合わせに専任させるのが、今は良いと思います。
自分の店の従業員を頼って欲しいものです。
とにかく、営業停止命令などを受けないように、今の状況を見聞きして、罰則の内容を常に調べて、対応をして欲しいものです。
これからは、
「独断営業で得る利益 < 受ける処分内容」
と成らないように臨界点を見極めることが、すべての店主に必要ではないでしょうか。
困難の中を、精一杯に生きてこそ、そのすべてが本当に良い思い出に変わります。
すべてをただ避けるだけで、中途半端だと、本当の自分が納得してくれないのが人間なのです。
本当の自分を納得させることが出来るのか?
これが、人が生まれて来る目的だと感じます。
誰もが、自分の環境の中で、精一杯に生きましょう。
行け行け、進め進め、今の中に一生懸命生きましょう。
院 長