ニュースレター 2018 10月
お灸を知る・使うツボ二十四節気
“一雨一度” 秋の気候は一雨くるたびに、一度ずつ気温が下がるといわれるのをあらわすコトバ。
10月になると秋雨前線は南に下がり天気は安定してきます。そして高気圧と低気圧が交互に短い周期で日本列島をおおってくるのです。
この頃の低気圧や前線による雨は長続きせず、すぐにやって来る高気圧に支配され、晴れの日が多くなります。
しかしこの高気圧とともに大陸からは冷たい空気が流れ込んでくるために、秋の雨のあとの晴れの日は
雨の前に比べて気温が下がることが多いのです。
一雨ごとに少しずつ冷え込んで気温がゆるやかに下がっていくのは、
自然が私たちのカラダに季節の移り変りに対する準備をうながしてくれているのかもしれません。
今朝は、又、少し冷え込んだようです。
歩きはじめが痛い、階段を降りる時がつらい。涼しさとともにひざの痛みを訴える人が増えています。
ひざの痛みの大半をしめる変形性膝関節症は、ひざ関節内の関節軟骨がすり減ることが痛み発生の原因とされていますが、そもそも関節を動かすための筋肉の機能低下が原因です。
ひざの痛みに悩む人は、今や2500万人をこえ超高齢社会を迎え年々増加中です。
ひざの痛みの第一にあげられるのがひざを支える骨にかかる衝撃を、半月板とともにやわらげる役割の関節軟骨がすり減っておこる変形性膝関節症。厚生労働省は将来の車イス生活につながる第2の国民病「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)の第一の原因として、変形性膝関節症をあげています。
ひざを支えるのは骨ですが、ひざを動かしているのは筋肉です。
ひざ関節は大腿四頭筋をはじめいくつもの筋肉がバランスをとりあってひざの運動を支えているため、1つの筋肉でも伸び縮みをするための柔軟性が失われれば、ひざ関節の動きにアンバランスが生じ、部分的にストレスが発生します。ストレスが過剰にかかりつづけることで痛みがおきるのです。
ひざの痛みを緩和するツボは、柔軟性が失われ機能が低下した筋肉に多くあらわれます。お灸の温熱でひざをとりまく筋肉の血行をよくして、柔軟性を回復させ、ひざ関節に加わるストレスを軽減して痛みを緩和します。
江戸時代のコトバに「旅の道づれはひざにお灸をする人をえらぶべし」というのがありますが、『 三里の灸をしてない人と旅をするな 』 と古来は言われておりました。
現在はそんなこと言う人はいないと思います。
どういう意味かと言いますと、三里の灸というものは、日本では養生の灸として古くから行われていました。
これは、三里の灸をすることで健康になるからです。つまり、三里に灸をしていない健康に留意していないような人と旅をすると大変な目に遭うということです。
それともう一つ意味があります。
三里の灸は脚力を強くするのです。
旅をするときは三里に灸をしたそうです。
いつの時代もひざの機能を守るためにお灸は欠かせないものだったのです。
[ 寒露のツボ ] ひざの痛みに
ツボのとり方
ひざの内側で、ひざ下くぼみの位置から指幅4本下がったところです。押すと落ち込むところがあり圧痛があります。
ツボのとり方
ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところ。
院 長