ニュースレター 2018年 5月
カンムシ、子どもも大人も
カンムシって何でしょうか?
漢字で書くと『疳虫』。
『疳』、やまいだれに甘いです。
カンムシは子供が、泣いている状態です。
それもキーキーと大きな声で泣いています。
駄々をこねたて泣いていることもありますが、カンムシとしての夜鳴きなどになると、なぜ泣いてるのか理由がはっきりしないことも多いです。
夜鳴きは、寝たくても寝れないから泣いているんですけどね。
何かができなくて泣く。
これがカンムシです。
どこかが痛くて泣いているわけじゃないんです。
子どもの体は、大人が思っているほど、強くはありません。
子どもの脳と身体は、とても早いスピードで成長していきます。
心と体の成長のバランスの崩れや、疲労からくる不快感を身体で表現しているのがカンムシです。
自分でうまく言葉で表現できるまでは身体で表現するしかありません。
そのため乳児は、不快感やしんどさを夜泣きやカンムシとして表現します。
幼児になると多くの言葉が話せるようになりますが、自分の思い通りにならないことも増えてくるため、そのいらだちが様々なカンムシ症状としてあらわれてくることがあります。
脳の発達とともにカンムシ症状はおこってきますので、成長の証でもあります。
体内は、いつも懸命に働いています。その働きは外からは見えません。
それでも大人は、子どもにいろいろなことを無理強いしてしまいます。
カンムシというのは、子どもに痛みとは言わなくとも何らかの不調が身体にあるときに、それを無視して大人が無理強いした時に生じる拒絶反応なのです。
だから、嫌だ、思い通りにできない、うまくできないと叫び声をあげて泣くのです。
体内の不調で外的刺激に負けて、それが心に及ぶ拒絶反応なのです。
カンムシの症状は、いろいろとあります。
・よく泣く・キーキーと高い声を出す
・夜泣く・人に咬みつく・頭をぶつける
・食欲が無い・便秘・下痢
・しばしば熱を出したり咳をしたりする
・ひきつけを起こす などです。
しかし、その根底には、拒絶反応があるのです。
大人の隠れカンムシ
ここまでは、こどものカンムシの話です。
ですが、今は、大人にもカンムシがあります。
「きれる」なんていう言葉が少し前にはやりました。
最初は中学生ぐらいの子どもたちが激しく怒るという反応のことでした。
ですが、それがおとなにも広がってきました。
大人は、きれるんです。
カンムシのようなものですが、こどものように泣くのではなく、きれるわけです。
カンムシやきれるという反応は、拒絶反応で同じなのです。
外的ストレスにうまく対処したいのですが、体内の状況が悪く、うまく対応できないということなのです。
体内の状況がよく、また強ければ、外的ストレスにはうまく対処できるのです。
そのように東洋医学では考えられています。
体内の状態が悪いというのは、病気などを持っていれば当然ですが、そうでない場合もあります。
それがカンムシの漢字「疳虫」、甘いものの過食が原因だというのです。
もちろん、甘いものだけではありません。
どのようなものであろうとも食べ過ぎにより胃腸に負担がかかっている状態で、おもに肝臓に負担がかかっている時に、外的ストレスがかかるとカンムシを起こすと、東洋医学ではいうのです。
胃腸などの消化器官にストレスがかかっている状態で、外からストレスがかかるとカンムシ、きれるということが起こるんです。
体内と体外のダブルストレスですね。
考えただけでも、つらい状況であることが想像できます。
カンムシやきれるといった症状には、食状況の見直しが必須ですよ!!
院 長