ニュースレター 2018年  3月

2019/08/29 ブログ 疾病別ブログ スタッフブログ
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先月号に続き欲望は、生きている以上誰でも持っています。

 

「食欲」「性欲」「睡眠欲」「言葉をほしいままにする欲」、他にも物欲、独占欲、名誉欲などなど多々ありますが、これらを東洋医学的に言うと「内欲」(ないよく)といいます。

 

 前回はこの4つのうちの「食欲」について取り上げました、今月は性欲について

 

「性欲」
二つ目は「好色の欲」です。


色欲のままに、男女共に精気を漏出させるのはよくないと戒めています。


しかし、やたらに精気を惜しむのもまたどうかと思います。

中国の古典「素問」には、
「腎者五臓の本」といへり→《「腎」(精を作る臓器)は五臓の中で一番大切なもの》


然らば養生の道→《これが養生の方法》


腎を養ふことおもんずべし→《腎を疲労させぬようにすることが大事である》


薬補をたのむべからず→《ただし、薬で補腎をやってはいけない(バイアグラや強壮剤等)》  


只、精気を保ってへらさず→《精気をあまり漏らさぬように、適度に》


腎気をおさめて、動かすべからず→《欲情を抑えて、冷静を保て》とあります。

また「千金方」という古典には、
年齢別の回数がうたわれています。

20代は4日に1回、30代は8日に1回、40代は16日に1回、50代は20日に1回60代は精を閉じて漏らさず、もし体力盛んならば30日に1回と。
年齢が進むにつれ、「腎」も弱るので、「補腎」を心がけて、節度を持ってということですね。

 

「補腎」=腎臓を守る=「漏らさない」

 

三つ目の「睡眠の欲」は来月回しにして

四つ目の「言葉をほしいままにする欲」

についてを先にお知らせいたします。

 

「言葉をほしいままにする欲」


養生訓では、言葉のことを「言霊」(ことだま)といいます。


「言霊」と言うくらいですから、
言葉とは、内なる生命エネルギーの発露(表面に現れ出るところ)なので、
言葉が過ぎれば、自分の生命エネルギーも目減りさせてしまいます。


言葉を慎むことも「養生」になるのです。

そしてこの「言霊」の力を使って、
自分の意見や言い分を、ほしいままにするという欲が4番目の欲求になります。

自分の意見や言い分って、自分にとって有利であり、正しい考えになります。


でも、他の人から見るとどうでしょう?
他の人も同じように、自分の意見や言い分を持っています。


この意見が一致していればいいのですが、
この意見の食違いが出た場合に、強い方、もしくは賛同者が多い方の意見になってきます。


しかし、負けたほうというか、意見が認められなかった方は、わだかまりが残る場合もありますよね。

 

ここからストレスが始まってくるわけです。

そして、「言霊」が過ぎれば、
自己満足かもしれませんが、あとに疲れを感じる場合もあるのでは。

自己を一歩ひいて「言霊」を発すれば、自分を守ることにつながってくる訳です。

 

院 長