ニュースレター 2016年 6月

2019/07/02 ブログ 疾病別ブログ スタッフブログ
ロゴ


皆様は、言葉遣いや礼儀作法にうるさい親や先輩に対して、「うるさいなぁ」と 反発を感じることはなかったでしょうか。

 

心さえあれば、言葉や振舞いなんか堅苦しく考える必要はない。その方がかえって親しみがわく、と思っている人も多いのでは・・・・??。

 

たしかに、礼儀正しくといっても、いつも杓子定規な態度を取り、馬鹿ていねいな言葉ばかりを使っているようだと、友達なんかとてもできないでしょうが、しかしだからといって、言葉遣いや振舞いなんかどうでもよいと考えているとしたら、それは大きな間違いだと思いますが・・・。

仏教の伝統のなかでは、「身口意の三業」といって、からだと言葉と心は常に一つであるとして、心のあらわれとしての振舞いと言葉遣いを調えることが昔から大切にされてきました。

 

また武道や茶道などでも、礼儀作法がきわめて厳格に守られているが、それも同じ理由からです。

誰でも大切な相手に対しては、おのずから優しい言葉をかけ、その振舞いは思いやりのこもったものとなるでしょう。

 

また逆に、嫌いな相手に対してはぞんざいな言葉遣いや冷淡な振舞いになりがちです。

 

このような日常的な経験からも、言葉は心の表現であり、振舞いもまた心の表れであることがよくわかるはずです。

現代人は「かたち」を軽視する傾向が強いのかもしれない。

 

心さえあれば言葉や態度はどうでもよい、というふうに。

 

だけど、「かたち」を調えることによって心をもっとゆたかに育むこともできるということをおぼえておいて下さい。

堅苦しい言葉遣いや態度をとれといっているのではないのです。

 

しかし、日頃の自分の言葉と振舞いにもう少し心を向けるよう心がけてみて下さい。

 

それだけで、きっと見違えるようなゆたかで親密な人間関係がひらかれていくはずです。

 

 

院 長