ニュースレター 2015年 10月

2019/06/15 ブログ 疾病別ブログ スタッフブログ
ロゴ

食に関して、最近の健康ブームで、テレビ等で様々な情報が飛びかっている。

ココアがいいといえば翌日売り切れる。
バナナがいいといえばまた大量に売れる。
情報に振り回されて、結局、なにが本当なのか分からなくなっている人も、増えて来ているのではないでしょうか。

そんな方には是非知って頂きたい考え方があります。

「マクロビオティック」
という言葉を、食に興味のある方は、
一度は聞いたことがあると思います。

提唱者である桜沢如一先生は、
石塚左玄先生の「食物養生法」を、
古代中国で生まれた「易」という概念から再構築し、宇宙万物に通ずる「無双原理」を唱えた。その原理が、マクロビオティックの基礎となっている。

そのため、巷にあふれる「健康法」とは全く異なる。という基本原則により、
野菜や穀物を中心とし、アクを抜かず、
皮も剥かずに丸ごと食べるという、
「一物全体食」が特徴です。

アクを抜かない、皮を剥かない何てムリ

ムリ...((o( ;ω; )o))ムリ...

 

「身土(しんど)不二(ふじ)について、
”「人間が最も広い意味での環境の産物である」ことを意味する言葉である。
その土地、その気候、その自然産物である人間は、それらに適応するとき生を全うし、それに反逆するとき悩み滅ぶということだ。”とあります。さらに、


”万病の原因は、例外なく陰または陽の過剰である。


”動物である人間は陽性だから、その病の治療は、主として陰性である植物の力によるべきである”と記している。

難しく感じるかもしれないが、簡単に言えば、
「遠く離れた海外から輸入した食べ物ではなく、今住んでいる場所で穫れる旬の野菜を丸ごと食べなさい。そうすることが人間にとって最も理にかなった在り方なのだから。」
ということだと考えてまず間違いはないです。

この文章の表す意味を、
できるだけ分かりやすく説明したいと思います。

その土地によって、
暑かったり、寒かったり、乾燥していたり、湿っていたりというのは様々で、
それによって育つ作物も異なってきます。

日本の場合は四季があるから、
時期によって育つものが異なります。
現代では、日本のどこにいても、
一年中トマトやキュウリが買えますが、
冬に食べるより、夏の方が断然美味しい。
やはり、「旬」というものがあるのです。

熱帯には、熱帯に適した、身体を冷やす食べ物が穫れ、
寒帯には、寒帯に適した、身体を温める食べ物が穫れます。
それと同様、
乾燥地帯では、身体を潤す食べ物が穫れ、
湿潤地帯には、身体を乾かす食べ物が育ちます。

これらは、
人間が食を通じて経験的に蓄えた先人の知恵です。

その中でも、特に日本の食文化に大きな影響を与えた人物がいます。
「食養」という言葉の生みの親である、石塚左玄氏であります。
天皇家の食事は、石塚氏の理論に基づいていると言われている。

石塚氏の大きな功績は、
温める性質を持った(陽)元素の代表、
冷やす性質を持った(陰)元素の代表が、
それぞれ、ナトリウムとカリウムであるという発見をしたことである。

つまり、
身体を温めるものには、ナトリウムが多く含まれていて、身体を冷やすものには、カリウムが多く含まれているというのです。

以上の事実から、寒い地域に住む人は、
塩気が多い食事となるのは自然なことだといえます。
北の住人は、南の住人に比べ、昔から高血圧の割合が 高いと言う事実もあります。
今、減塩が叫ばれていますが、時と場所と場合によります。
「もし北に住む人がナトリウムを減らせば、高血圧は減るでしょう。

しかし、他の病態が増えるでしょう。」
という研究者もいます。

カリウムと聞いてイメージしやすいのは、バナナでしょうか。
屋久島などでは夏にバナナが育つのは珍しいことではありませんが、
北海道でバナナができたらビックリしますよね。

つまり、私達は、
わざわざサプリメントなどで栄養分を補わなくとも、その土地に、その時期にとれるものを、丸ごと食べることで、
深く考えなくとも、必要な栄養分を摂取する事ができ、なおかつ、最もバランスの取れた状態を維持することが出来るのです。          

                                    院 長