ぜんそくの原因

2019/11/02 ブログ 疾病別ブログ スタッフブログ
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喘息の原因は…

①食べ過ぎ飲み過ぎ・運動不足 → 湿痰・脾虚
②ストレス・運動不足 → 気滞
③無理のし過ぎ・睡眠不足・セックスのし過ぎ → 腎虚


と、まとめることができます。

脾や腎が健全で、気滞がなければ、体の流通は速やかです。流通が速やかなら、カゼを引きにくくなります。また、ノドの炎症の正体である邪熱も生じません。そういう健全な状態なら、生まれつき体が弱くても、強くなっていきます。年とともに体が衰えてきても、全体のバランスがとれていれば、健全な老い方ができます。①~③に挙げた原因は、自分でコントロール可能なものなので、真の原因と言えます。

 

東洋医学では、喘息を、咳・喘(息ができない)・哮(ゼイゼイの発作)の3つの側面から分析しています。喘息を起こすきっかけは、多くはカゼをこじらせ、咳が止まらず、ゼイゼイ・ヒューヒュー言いだし、それが慢性化して呼吸困難が日常的に起こる…という経過をたどります。

その場面場面で、東洋医学の分類をあてはめれば、治療を工夫できるようになっています。

ストレス・飲食(暴飲暴食)の問題で脾臓を弱らせ、抵抗力が落ちたところで外邪に見舞われる。二重三重の原因によって、湿痰という副産物が体内でドンドン増え、生命の源である腎臓まで弱らせる。慢性化をたどる負のサイクルを解決する糸口はどこにあるのか。東洋医学はそれを示唆し、もつれをほどく筋道を教えてくれています。

院長