【東洋医学の豆知識】水分過剰タイプ(痰湿の邪)

2014/07/02 ブログ 疾病別ブログ スタッフブログ
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水分過剰タイプ(痰湿の邪)

体の水はけが悪い人です。消化能力の低い人などは、総じて水分の代謝力力も下がります(脾虚湿盛)。

まだ直接に尿量が少ない人、運動不足で体内循環が悪い人も水分代謝が悪くなりやすいから気をつけましょう。

また、湿気の多い場所での生活なども、呼吸を通して水分を吸収することになります。 とくに梅雨時期などは注意が肝要です。

また、大量の雨が降った翌日に晴れた場合などは、水蒸気が下から上に向かうため、急性の水分過剰状態になります。

体がおもだるくなったり、眩暈を起こしたりします。

〔現れやすい症状〕
背中に板が張り付くようだ、腰や肩に鉛を乗せているようだ、眩暈、食後胃が重い、体がおもだるい、むくみやすい、お小水が少ない、よく寝る、下痢や軟便、足が重いなど、お腹がプチャプチャ鳴る、雨の日に体のどこかが重い。

〔かかりやすい病気〕
高脂血症、肥満、子宮筋腫、頭重、肩痛、ガングリオン、胃腸障害、ムチウチ後遺症、神経痛後遺症、帯状疱疹後遺症、慢性腰痛。

(避けたほうが良いこと)
カラスの行水、水分の過度な摂取、体を冷やすこと。

(血虚に良い食べ物)
アズキ、カボチャ、昆布、もずく、ワカメ、はとむぎ、しじみ。