【東洋医学の豆知識】ほてりタイプ(陰虚)

2014/07/01 ブログ 疾病別ブログ スタッフブログ
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ほてりタイプ(陰虚)

 陰虚とは、単純化していえば、体の水分の保湿能力が低下した状態と考えてください。

主症状はほてりと排泄物の少なさです。ほてりは更年期時に見られるよ うなホットフラッシュや睡眠時の手のひらや足の裏のあつさです。

排泄物が少ないとは、例えば尿量が少なく濃い、汗が少ない、便がコロコロ便などです。

このような状態の時は、とかく思考の集中が足りません。頭の中に次々と色々浮かんでくることがあります。

それをそのまま口に出したら、機関銃のように言葉 を発することになります。

よく転んだり、人にぶっかったりもします。丁寧な日常生活が肝要ではないでしょうか?

◆〔現れやすい症状〕暑がり、汗っかき、寝汗、冷たい物を好む、赤ら顔、便秘がち、お小水が濃い、せっかち、早口、早喰いなど。夏が嫌い、クーラ大好き、などの特徴も。

◆〔かかりやすい病気〕不眠症、頭痛、慢性便秘、糖尿病、高脂血症、肥満、自律神経失調症。ほか炎症性疾患。

◆(避けたほうが良いこと)辛い物や酒の過度な摂取、熱い風呂。

◆(血虚に良い食べ物)ナス、トマト、れんこん、キュウリ、冬瓜、スイカ、緑豆、菊花。