【東洋医学の豆知識】冷え性タイプ(陽虚ー寒邪)
2014/06/28
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冷え性タイプ(陽虚ー寒邪)
気には陽気といって体を温める働きを持つものもあります。
この働きが低下した状態を陽虚といいます。
陽虚は気虚の寒冷現象版と考えてよいでしょう。
また寒邪は、外の冷えの影響が体にきた状態です。
昨今はエアコンなどの普及により、夏でも寒邪の影響を受けます。
当院の患者さんにもおられますが、5月 を過ぎてもコタツが離せないという人もこのタイプといってもよいでしょう。
また別の患者さんは、スーパの生鮮売場で働いています。非常に管理の徹底し たお店だそうで、お魚の鮮度を保つため、いつも冷え冷えしています。管理の徹底、この場合衛生面を考慮した温度管理ですが、魚のためであって、人の体に配 慮していないのですね。
◆〔現れやすい症状〕
肩こり、腰痛、手足が冷たい、激しい痛み、痛みは冷えると悪化する、腰お尻が寒い、体が温まらない、顔が青白い、お小水の回数が多い、小水が透明、足腰がだるい。冷えると諸症状が悪化する。
◆〔かかりやすい病気〕
神経痛(疼痛)、膀胱炎、末梢循環障害(しもやけなど)、不眠症、痔、ぎっくり腰、肩こり、頭痛、不妊症(無排卵)、生理痛、腹痛。
◆(避けたほうが良いこと)
冷やす食品の過度な摂取、薄着、朝シャン。
◆(陽虚に良い食べ物)
ニラ、ショウガ、ネギ、ピーマン、にんにく、栗、くるみ。