ニュースレター 2021 12月号
いよいよ今年も残すところひと月です。
コロナで始まった1年でありましたが感染者も急激に減少し、都会のデパートも賑わいを取り戻しつつあります、週末ともなると紅葉も相まってか交通渋滞も所々あり、少し心配なところですがこのまま終息に向へば言う事ないのですが、そうは問屋が下ろさないようでしょうが、さて来年はどんな年になるやら・・・ワクワク、ドキドキです。
さて今月の格言は
悪口を言う相手を、祝(いわ)い、寿(ことほ)げば、相手が解(と)けます
自分なりに正しいことをしていましても、他人から非難されたり。
真面目な生徒や、頑張る社員ほど、そうでは無い人々から悪口を言われたり、罵倒されたり。
このような理不尽なことが有るのがコノ世です。
では、そういう目に遭った時は、どうすれば良いのか?
何を思えば良いのか?
一番良くない思いは、
・ 自分も相手の悪口を思うこと。心中で相手を罵倒することです。
・ 悪口を言う相手に、「死ね!」なんて思ってはダメです。
このように、そういう相手に同調して、相手と同じレベルに自分が成って、相手の悪口を思うならば、
・ 相手は更に元気に成って、自分が疲弊するパターンになる可能性が有ります。
そういう時は、嫌な相手ほど、悪口を言う相手ほど、
・ 相手を逆に、祝福する思いが有効なのです。
え? と思われることでしょう。
でも、これは古代から伝わる古神道の呪詛返しなのです。
漢字で、「呪う」(のろう)と書きます。
この「呪」が似ている漢字は、何でしょうか?
他人を祝福することを、「祝う」(いわう)と書きます。
「呪」と「祝」を間違って、悪口を書く人もいます、笑。
「呪い・ノロイ」と「祝い・イワイ」は、紙一重(神一重)ほど近い言葉だと思ってください。
神道の祝詞(ノリト)は、すべてが祝ぐ・寿ぐ・コトホグ(お祝いの言葉を言う意味)ことが基本なのです。
地鎮祭も、お祓いも、厄払いも、そのすべてが祝詞で対象を祝い、寿(ことほ)ぎ、「褒める」ことで悪事を鎮める思想です。
相手を祝福するほうが、相手を呪うよりも作用するし、天の裁きが降りやすいのです。
天の裁き、ここがミソです。
罵倒する相手に言い返したところで、自分一人だけの抵抗です。自分は言い返して、スッキリしたつもりでも、自分自身も傷付いているのです。
そんな小さなことは不要です。
相手を逆に祝福することで、どちらが正しいのか?
天に裁きを任せることに成ります。
喧嘩両成敗なのか、相手に天罰が降りるのか?
この反射は、自分が言い返すよりも、本当に相手が悪ければ、天の裁きのほうがキツイこともあります・・・・。
天には冗談は通じません。
それでも、言われっぱなしは、嫌だ! というのは分かります。その場合は、
・ 相手に言うべきことを言い。
・ 「お前も頑張れよ」と心中で思っていれば良いです。
それでも思い出して腹が立てば、やはり「お前も頑張れよ」と思っていれば良いです。
そして、自分も相手よりも頑張る決意を思います。
吉本新喜劇で、弱いオッチャンがボコボコにされて、
「今日は、これぐらいにしといたるわっ」
「お前も頑張れよ!」
というのは、意外にも正解です。
叩いた相手は、その後に、自分がしたことを思い出すことに実際には成りやすいのです。良心の呵責が起こります。
自分がしたことの反射が起こりやすく成ります。
では、現実の話として、脳科学の視点を説明します。
・ 脳は、主語を特定していない。
という視点があります。
つまり、相手に「死ね!」と自分が思っていても、
・ 脳は主語が誰か、特定しない。
・ 自分に対しても同時に「死ね!」と命令している。
・ これを繰り返せば、自分が弱る可能性。
これに注意をしてください。
お金持ちに聞いた幸運の秘密で多いことが、海外の御方も含めて、
・ 自分が用を足した後の、トイレ掃除。
・ 他人の噂話をしないこと。
・ 他人の悪口を言わない、思わないこと。
これが多いのです。
だから、自分の幸運のために、意地でも他人の悪口を言わない、思わないこと。
これが皆様の参考になれば幸いです。
院長