ニュースレター 2019 11月
大切なことに気付くだけで、人生は変わります。
家族にしてもらいたかったことを、家族にすると決めてから、どのくらいたったでしょうか。
家事がたのしいです。心が満たされます。
仕事は精神障害があり、障害者雇用、体力と症状で短時間しか働けず、
社会的にみたら、いまいちですが、
社会的にみなければ、私は幸せです。
「自分から愛情を出すことが大切」を読み、感想を書きたくなりました。
なんにもないけど、動けないけど、動けないなりに、満たされているし、楽しんでいます。
嫌だった家族が、嫌ではなくなりました。
精神くずして、実家に戻り、喧嘩を沢山し、このブログに出会い、家族で助けあえるようになり、家族を大切に思える子供の頃の気持ちを取り戻し、感謝しています。(以上)
この読者さんからの感想には、様々なヒントが在ります。
・ 自分が家族からして欲しいと思うことを、
・ 逆に自分が、家族に対してしようと決めた。
・ それから、全てが変わり始めた。
これは読者に、大切な「気付き」が起こったと思います。
人は、大切なことに気付くだけで、生活が変わると言えます。
欲しい欲しい、足りない足りない、私だけ無い無い、不満だ、不幸だ、と思いながら暮らす生活と。
自分が出来ることは、してあげたい。
何も無いけど、動けないけど、それなりに満たされて、楽しいと思える生活。
同じ家庭で、同じ生活をしていましても、
気付きが起こるだけで、
不幸だと思いながら暮らす人生と、
楽しいと思える人生に、
分かれてしまいます。
江戸中期の禅僧である白隠(はくいん:1686年1月19日 - 1769年1月18日)さんは、生涯に36回の悟りを開いたと自称しました。
白隠さんは、「大悟十八度、小悟数知らず」、つまり
・ 大きく悟ることが18回。
・ 小さな悟りは、回数が分からないほど悟った。
と自称されました。
「悟り」という漢字を調べますと、「気付き」という意味が有りました。
つまり、白隠さんも、生涯で大なり小なり様々なことに「気付いた」ということなのです。
「悟り」と書きますと、何かの未知なる神秘性を感じて、
自分には無理だ、
と感じてしまう人が大半です。
でも、悟りでは無くて、「気付き」「気付いた事」と書けば、誰でも気付きは有ります。
実は、それが「悟り」だったのです。 ナア~~ンダ
同じ生活をしているのに、大切なことに気付くだけで、人生が楽しく成るとは凄いことです。
これで運命も変わります。
更には、どんなに苦しい人生でも、つまらない人生でも、
それでも、自分が生かされていることに、真から気付けることが大きな悟り・大悟(たいご)だと言えます。
今日も、自分なりに、何か小さな大切なことに、気付きたいものです。
この繰り返しが、自分の生活を変え、人生を変えることになると思いませんか?
院 長